先日、大変残念なことに、バイクに追突されるという交通事故に遭いました・・・。
私自身は車が凹んだ程度で怪我などはなく済んだのですが、相手方は意識はあるものの出血もひどく、とても動ける様子は無かったため、色々と対処が必要でした。
今回はこのような交通事故に遭遇した場合にやらなければならないことを共有したいと思います。
事故現場でやること
不幸にも事故に遭ってしまった場合、次のような事後処理を行うようにしましょう。
救急車を呼ぶ・警察に通報する
日本は、119番(救急車)、110番(警察)ですが、マレーシアは消防・救急車・警察など緊急時・非常時の連絡先は全て999です。
999は国立の病院に搬送されることとなりますが、私立病院への搬送を希望する場合、電話番号は各病院ごとに異なります。(私立病院への搬送を希望する場合、費用は有料となります。)
費用は病院ごとに異なると思われますが、例えばSpecdocというサービスを利用した場合、救急車の値段は$120-$170(場所と時間帯により異なる)と記載があります。
参考:Specdoc
警察を呼ばなくても大丈夫?
マレーシアでの交通事故は、警察は呼ばずに示談で済ますケースも結構あります。
特に、けが人がおらず、車両の破損が軽微な場合(傷がついた、凹んだ程度の軽微な破損)の場合、警察を呼ぶ方がまれとも聞きます。
(今回、私は追突されたということで被害者側、基本的に加害者側が費用負担するようなので額は不明ですが、警察を呼ぶにもお金がかかるからです。)
しかし、示談は相手次第になってきますし、のちにトラブルになる可能性があります。
基本的には警察を呼ぶ方が確実で安心だと言えるでしょう。
※特に自分が加害者側になった場合、通常では考えにくいような修理額・治療費を請求されるなどのトラブルを避けるため、ある程度の費用を負担しても、警察を呼分のがベストと思います。
自分の車・関係車両の破損状況の写メを撮る
緊急車両の手配が済んだら、自分の車と相手の車のは破損状況を確認し、写メを取りましょう。
この時、ナンバープレートも写るように撮ります。
※写真を撮られることを相手がよく思わないケースもあるようなので、あまり相手に分からないようにしれっと撮ったほうがいいかもしれません。
破損箇所が複数ある場合は、全て写真を撮るとともに、全体の大きな写真、細かい部分部分の写真とできるだけ、詳細に撮りましょう。
破損の内容を記録しておくことで、自分が加害者になってしまった場合は過剰な修理費請求を防いだり、自分が被害者の場合も、自分が被害者(追突された場合など)であるという事故状況の説明に役立ちます。
事故関係者と連絡先を交換する
日本と同様、相手と連絡先を交換します。
連絡先交換を拒否されることもあるようですが、その場合、車のナンバーを控えるようにしましょう。
(最悪、ナンバーから警察で持ち主を割り出してもらうことができます)
事故地点(事故が起こった大まかな住所)の確認
示談の場合は不要ですが、のちにポリスレポートを作成するときに必要になります。
私は気が動転していたのと、たまにしか行かない場所の走行中に事故に遭遇したので、事故った場所の住所がわからず、困りました。
事故に遭った場所の写真や近くにある建物の写真を控えておくのも役に立つと思います。
事故後の事故処理・3つの注意点
事故に遭った際の事故処理では以下の3つの点に注意しましょう。
外国人は不利?!
残念ながら、マレーシアで交通事故にあった場合、我々外国人は過失の有無にかかわらず、基本的に不利な立場になると言われています。(本当かどうかはさだかではありませんが・・・)
相手が加害者であるにもかかわらず、あり得ないような言い訳(急に車両がバックしてきたから追突してしまった、など)により、こちらにも一定の過失が認められてしまうことがあるとも聞きます。
可能であれば、事故の目撃者とも連絡先を交換するなどして、自衛に努めましょう。
対バイクの事故は車は不利?!
対バイクの交通事故の場合、過失割合は基本的に100%車になると言われています。(今回のような追突の場合はさすがに、100%ではありませんが)
自分が加害者の場合は責任の範囲、自分が被害者である場合は自分が被害者であることの証拠を明確にするために、事故状況の写真を撮っておくことは本当に重要です。
自分が不利にならないようにできる対策はなるべく取るようにしましょう。
ポリスレポートの発行は事故現場を管轄している交通警察署へ
現場に駆け付けた警察官への事故状況の説明が終わったら、ポリスレポートを取得しに、事故現場の管轄の交通警察署へ行きます。(自分がけがをしている場合、車が動かない場合はそれらの対処が終わった後、できるだけ早くで大丈夫です)
事故現場がクアラルンプールならクアラルンプールの交通警察署へ、ペナンならペナンの交通警察署へ行かなければなりません。
自宅や職場の最寄りの警察署など、どこでもいいわけではありません!!
(したがって、マラッカやイポー、ジョホールなど、遠隔地への旅行の際に事故にあった場合、最寄りの警察ではなくそこまで行く必要があります・・・!)
また、普通の警察署ではなく、交通課がある警察署へ行く必要があります。
交通課がある警察署は日本で言う警察署のようなやや大きなサイズの建物です。(交番サイズではない)
事故現場に警官が来てくれた場合は、どこに行けばいいか聞くといいでしょう。
次回の記事で警察署でポリスレポートを発行する際の書類の記載方法や費用などお伝えします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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