私は普段、仕事・プライベートで毎日のように車を運転していますが、やはりマレーシアでは日本とは異なる交通ルールやマナーがあるなと感じています。
日本の交通マナーと比べると、運転が荒いと感じることも少なくなく、マレーシア移住したばかりの頃は、かなり気を張って運転していました。
マレーシア生活は車の有無、車が運転できるかどうかで利便性がかなり変わってきます。
今、マレーシアで車を運転する予定がない人も、いざという時に車が運転できると生活はかなり快適になると思います。
今回は、マレーシアに移住したばかりの頃に運転で気を付けていたポイントを皆さんにもシェアしたいと思います。
マレーシアでの運転で気を付けるポイントは3つ
マレーシアでは、安全運転のために特に以下の3つに気をつけなければならないと思います。
- 複数車線があるとき、1番左側の車線ではなく、真ん中の車線を走る
- 車線変更、右左折の際は必ず、三点確認を行う
- 路面が多少デコボコしていても、デコボコを避けない!!
この3点について詳しく見ていきましょう。
複数車線があるとき、1番左側の車線ではなく、真ん中の車線を走る
日本では、複数車線があるとき、初心者が左側を走るのは基本中の基本ですよね。右側は追い越し用にあけておく、慣れていないなら、とにかく左を走り、右側はあけておく、そんなイメージがあると思いますが、これはマレーシアでは通用しません。笑
マレーシアには日本では見られないラウンド・アバウトやカーブがある道路が多いのですが、このとき、左車線にいると、曲がりたくないのに、気づいたら、左車線は曲がるレーンになっていて、カーブに吸い込まれてしまうという現象が起こります。
右車線も同様で、特に右車線の場合は、日本にはないUターン専用のレーンになっていることがあり、気づかずに走行しているとせっかく来た道を引き返すことになることもあります。笑
また、右から左からバイクが縦横無人にやってきたり、車線数の多い道路だと、右から左から車線変更してくる車がいて、怖い思いをすることがあります。
そんなときに、真ん中のレーンを走っていれば、とりあえずどちら側にも避けられるので安心です。
車線変更・右左折の際は必ず、三点確認を行う
3点確認とは、
- バックミラー
- サイドミラー
- 目視
3点から周囲の状況を確認するという、教習所で習う内容です。
マレーシアに来てから、「日本の教習所って本当によくできてるなー」なんてしみじみ感じたりします。
教習所で言われた基本のコレを必ず、全てのドライバーがやれば、恐らく事故は大幅に減るのではないかなと思います。それはマレーシアにおいても同様です。
なぜ、マレーシアに来てしみじみ、この三点確認が大事だと感じたかというと、やはり、バイクの多いからです。
東南アジア諸国の中では、マレーシアはとりわけバイクが多い方ではありませんが、やはり日本と比べると、各段にバイクの数が多いです。
マレーシアは渋滞もひどいので車の間を縫って、バイクがビュンビュン通っていくので、怖いです。
車のドライバー目線で見ると、バイクって小さくてちょこちょこ動くので、見落としやすいですよね。
死角にも入りやすい。
ということで、バックミラー、サイドミラー、目視でバイクの有無、バイクの危険な動き(二人乗りでふらふらしていたり、ウインカーを出しているのに強引に追い抜かそうとしてきたりします。)がないか確認し、安全確認ができてから、車線変更、右左折をすることをオススメします。
路面が多少デコボコしていても、デコボコを避けない!!
デコボコ??避けない??
んんん??
と感じる方が多いかなと思いますが、マレーシアの道路は日本と違って、舗装がきちんとなされていません。
大都会・クアラルンプール市内の道路や有料の高速道路でさえも、突如、舗装が剥がれてデコボコ、というか穴ぼこのようになっている部分が出現します。
この穴ぼこですが、大半がそのまま通っても問題ない程度(と言っても、通ったとき、ガタンとはなります)ですが、やはり何度も繰り返すとパンクの原因にもなりますし、車も傷みますよね。。
なので、あ!!デコボコだ!!と思ったら、少し、左右に車を振って避けたくなるところ・・・だと思うのですが、、、ここでもやはりバイクが気になります。
穴ぼこを見つけてから、車を左右に振るまでに三点確認ができるのであれば、問題ないのですが、多くの場合、その余裕はないと思います。
そうなったとき、車を左右に振った瞬間、後ろから来ていたバイクと衝突!!ということになりかねないのです。
マレーシアのルールではバイクがどんなに無謀な運転をしていようとも、車対バイクの事故では、車が100%悪くなると言われています。
また、こちらでは年中暖かい(というか暑い!!笑)気候のせいもあってか、とても軽装でバイクに乗っている人が本当に多い!!
半袖・半ズボンはもちろん、足元もビーチサンダルだったりします。。。
(たまに、ノーヘルの人も見かけます・・・)
ヘルメットなし、半袖・半ズボンで素肌が剥き出しの状態でもし、バイクがこけてしまったり、事故で車にぶつかりでもしたら・・・考えるだけでも恐ろしいです。
まとめ:実際事故はどのくらい起こっているの?
総合すると、「バイクに注意」「右左折専用レーンが多く、車線変更をしなければならないことを想定しながら運転する」がキーポイントになってくると思います。
実際、マレーシアで交通事故はどのくらい起こっているのか?ということに関しては、こちらの記事をご覧ください。
いろいろとネガティブなことばかり書いてしまいましたが、安全運転を心がければ、さほど危険はありませんし、怖いと感じることも少ないと思いますので、注意はしつつもドライブを楽しみたいですね。
この記事が少しでもみなさんの安全運転の参考になれば、幸いです。
私も引き続き安全運転に努めたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おまけ:運転手を雇うのは一般的か?
駐在員や役職の高いポジションの方は、自分で運転するのではなく「運転手を雇う」ということを考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、マレーシアは東南アジアの中でも経済発展が進んでいる方でドライバーの方のお給料も安くはありません。(RM 2,000〜と言われています。)
また、日本とは異なる運転マナーがあるものの、危険度は低いため多くの方がご自身で運転されている印象です。
どうしても運転に不安がある方やご自身では運転したくない、時間が惜しいという方はグラブタクシーを活用してみるのがいいかもしれません。
マレーシアの主要な場所であれば、大抵サービスエリア内で待ち時間もさほどではありません。
運転手を雇うとなると、各種社会保険も面倒を見る必要があったり、雇用主としての責任が出てきてしまうので、配車サービスを利用するといいでしょう。
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