マレーシア移住を考えている人にとって、気になるポイントの1つが、不動産探しの方法だと思います。
どうやって物件を探すのか?内覧に行くのか?契約までどのような流れなのか?など、今回は、マレーシアで家を探す方法について、ご紹介したいと思います。
物件の見つけ方
日本での不動産探しと同様、まずはインターネットの不動産サイトで物件を探すのが、一般的です。
不動産サイトはipropertyが王道で使いやすいと言えます。
メールアドレスを登録し、アカウントを作りましょう。
Buy(購入)とRent(賃貸)という項目があるので、Rentの賃貸を選びます。
検索枠にエリア名や駅の名前、具体的なコンドミニアムの名前を入れて検索します。
例えば、クアラルンプールの日本人在住者に人気のモントキアラエリアで検索すると、こんな感じで表示が出てきます。
物件を選ぶ際、住むエリアを探す際のポイントは、こちらのブログに詳しくまとめています。
内覧・物件見学の予約方法
気に入った物件があれば、各物件情報の右下にあるContact Agentのボタンを押すと、各物件の不動産仲介業者の担当者の連絡先が表示されるので、Whatsappでコンタクトを取ります。
この時に、すぐにコンタクトに返事をくれる業者とそうでない業者がいます。
この時にすぐ返事をくれる業者は内覧後の契約まで、契約後の諸々のトラブル対応など、丁寧な対応をしてくれることが多いです。
逆にこの時に、返事が遅かったり、内覧日時の融通がきかないなどの場合、その後もあまり気持ちの良い対応が期待できないことと言えるでしょう。
内覧・見学時のポイント
海外の物件では、日本の物件とは異なるポイントもチェックする必要があります。
以下に、代表的なチェックポイントをまとめました。
水回り・断水時
マレーシアに限らず、海外の不動産は水回りでのトラブルが多いです。
水道からきちんと水が出るか?(水圧や水の量は十分か?)、シャワーの水圧や水の量は十分か?キチンとお湯が出るか?トイレがきちんと流れるか?など、水回りを重点的に確認するといいと思います。
また、マレーシアではエリアにもよりますが、年に数回、断水が発生します。
一定以上のクラスのコンドミニアムには、貯水槽がついているケースが多いですが、入居者やコンドミニアムの部屋数に対して、どの程度の貯水がなされているかはコンドミニアムによって異なります。
マレーシアの断水は数日続く場合もあるので、どのくらい貯水槽が持つのかも確認しておきましょう。
家具・家電・備品
マレーシアの不動産は、家具や家電、大型日用品(ベッドシーツや布団など)が、部屋にセットでついてくることも多いです。
家電や家具などが古いと感じたり、気に入らなかった場合、オーナー(家主)に依頼すれば、替えてもらえることもあります。
契約後に対応してもらえることもありますが、契約前に交渉し、契約の条件としておいた方が、交渉が有利に進められるので、家具や家電も部屋に置いてあるものがそのまま使えそうかどうか、確認しましょう。
また、鍋や食器などの備品も置いてることがあるので、チェックしておきましょう。
オーナー(家主)
見学時でなくてもいいですが、家主(オーナー)に会えるなら会っておけるとベストです。
家主の人柄によって、トラブルが発生した時に、気持ちよく対応してもらえるかどうかが変わってくるので、会えるなら会って、オーナーの人柄も見ておくといいでしょう。
電気代の目安
理由は不明ですが、同じような生活・電気の使用状況をしている家庭同士でも電気代が大幅に異なることがあります。
内覧時に聞いても「人による」の一言で片付けられてしまうことが多いですが、以前の賃借人の家族構成とその時の実際の電気代、オーナーが住んでいた時の家族構成と電気代など、具体的に聞いてみるといいでしょう。
ファシリティ(コンドミニアムの設備)
マレーシアのコンドミニアムには、プールやジム、会議室などの共用設備がついていることがあります。
これらの設備のグレードもコンドミニアムによって異なりますので、チェックしておくといいでしょう。
内覧〜契約まで
内覧後、この家に住みたい!という家が見つかったら、不動産仲介業者(エージェント)に、契約の意思を伝えます。
初期費用は、入居時の最初の日割家賃と翌月分の家賃、支払不能時に備えてデポジットとして家賃1ヶ月分程度を求められることが多いので、家賃2〜3ヶ月分程度を見ておくといいでしょう。
日本でいう、敷金礼金のような費用や仲介業者の利用手数料、クリーニング代などは基本的に発生しません。
契約書は、仲介業者やオーナーによって内容がまちまちです。
デポジットの返金について書かれているか?家の備品が壊れたり、家の修理が必要になった時に、誰が費用を負担することになっているか?退去時にかかる費用は規定されているか?、などよく確認し、必要に応じて交渉しましょう。
マレーシアでの賃貸契約書の内容は、きちんと交渉すれば内容を変更してもらえることもあるので、交渉する姿勢は重要です。
ただし、オーナーも人間なので、あまり要求ばかりし過ぎていると「こいつには貸したくない!」となってしまいます。
要求しなさすぎも損してしまいますが、要求が過ぎるのもよくありません。
相手や他に入居希望者がいるのかなども見ながら、さじ加減を意識しましょう。
また、不動産仲介業者を通じて依頼することで、要望を上手に伝えてもらうのも1つです。
まとめ:不動産の探し方は基本は日本と同じ!ただし・・・
ネットで気になる物件を探して、不動産仲介業者に予約を取るところは、日本と同じです。
内覧で見なければならないポイントや契約時に交渉するポイントは日本と異なる部分もありますが、難しいことではありません。
マレーシアのコンドミニアムはプール付き・ジム付きなど、日本ではなかなか住めない住居を選べ、豪華なコンドミニアムはマレーシア移住の魅力の1つだと思います。
この記事がマレーシアの賃貸住宅を探している人の参考になれば、幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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