海外に来ると和食・和菓子が恋しくなる日本人は少なくないと思いますが、マレーシアには、日本の和菓子に近い現地の伝統菓子”クエ・ムエ”があります。
マレーシアに来たばかりで、和菓子が恋しくなった時、よく屋台やお菓子屋さんなどで買って食べていました。
今回は、マレーシアの伝統菓子の中でもメジャーで美味しいものとその入手方法を一挙ご紹介したいと思います。
一度は試したい!マレーシアのオススメ伝統スイーツ6選!
マレーシアの伝統菓子はいくつか種類がありますが、私が特に好きな6つをご紹介したいと思います。
オンデ・オンデ(Onde Onde)
パンダンリーフで着色された緑色の餅の中にグラマラッカと呼ばれる、黒糖の黒蜜が包まれたニョニャ料理のお菓子です。
お餅の外側には、ココナッツフレークがまぶされています。


優しい甘さがクセになります。
クエコチ(Kuih Koci)
クエ・コチはバナナリーフに包まれたお餅で、お餅の中には、黒糖で味付けされたココナッツの餡が入っています。

バナナの葉を剥くと、中身はこんな感じです。パンダンで色付けられた緑色のお餅が入っています。

中身のココナッツ餡は割とぎっしり入っています。

私が好きなマレーシアの伝統菓子No.1だったりします。
和菓子好きなら絶対好きになること間違いなしの一品です。
クエクタヤップ(Kuih Ketayap)
クエ・クタヤップは、クレープ生地に黒糖が絡まったココナッツの餡が入ったお菓子です。
クエ・コチの洋菓子版とでも言いましょうか、外側が餅(クエコチ)orクレープ(クエクタヤップ)の違いだけで、とても似ています。


クエコチより食べやすいので、お仕事中やドライブ中などに片手でサクッと食べられるのが嬉しいです。
アンクークエ(Kuih angku)
色はオレンジだけでなく、クエ・コチと同じ緑色のものもよく見られます。

アンクー・クエは「寿」の文字が入っている通り、元々は縁起物・お祝いの際に食べられたお菓子です。
亀の甲羅をイメージした形をしており、マレー語で「Ang(アン)=赤ちゃん」「ku(クー)=亀」という意味があって、赤ちゃんに関するお祝いの際に食べられていたそうです。
亀を縁起の良い動物とする考えは日本と同じですね。
中身は、「ココナッツ+黒糖」や「ピーナッツのクリーム(ピーナッツバターとも違うなんとも形容しがたいものですが、とても美味しいです!!)」「潰したお芋」「あんこ」など様々です。

クエ・コチとほとんど同じですが、これもモチモチしていて美味しいです!!
ビンカウビ(Binka Ubi)
タロイモ粉(タピオカ粉)由来の色鮮やかなヤマブキ色の、タロイモ+ココナッツミルクでできたお菓子です。日本の芋餅に近いかもしれません。

マレーシアの伝統菓子はココナッツを使用したものが多く、ココナッツが苦手な方はトライしにくいかもしれません。
しかし、こちらのビンカウビは、ココナッツの風味が強すぎないので、ココナッツが好きでない方も挑戦しやすい一品かなと思います。
ういろうみたいで、とてもモチモチしていて、ココナッツとタロイモの優しい、自然な甘さが◎です。
アパングラハヌス(Apam gula hangus)
黒糖の蒸しパンで、日本の蒸しパンと比べると、どっしりしていて、もっちり感がすごいです。

食べ応えがあって、小腹がすいたときに、1個食べると結構満たされます。
サイズや形はいろいろあり、カップケーキのように周りが紙で包まれているものなどもありますが、このバラの花の形のものは見た目も可愛くて気に入っています。
スーパーでの既製品、屋台での販売を見かけます。
出来立ては各段に美味しいので、屋台で見かけたら是非ゲットしてみてください。
どこで買える?マレーシアの伝統スイーツ
どこでも買えそうで、きちんと目星をつけておかないと意外と手に入らないのが、マレーシアスイーツです。
ここでは伝統菓子を買える場所をご紹介します。
Nyonya Colors

観光客にもオススメのKLCCにも店舗があります。

ここに売っていないマレーシア伝統菓子はない!とも言えるくらい、ありとあらゆる伝統菓子が置いています。
旅行や出張のついでに、是非足を運んでみてください。
Penang Nyonya
ショッピングモールなどにあるマレーシア料理店です。

店先でマレーシアスイーツを売っています。

Baba Nyonya House
1Utama(ワンウタマ)というショッピングモールの中にあるお菓子屋さんです。


ひと通りの伝統菓子が売っていますので、お買い物ついでやショッピングの休憩にオススメです。
ガソリンスタンド
シェルの売店でも売っていることがあります。
※店舗によって、売っているお店と売っていないお店があります。

ドライブの合間にいかがでしょうか?
露店・屋台
典型的なマレーシアスイーツの入手先の1つです。
もしマレーシアスイーツが売ってなくても、屋台は見ているだけでも楽しいので、ブラブラしながら屋台があったら確認してみることをオススメします。
出来立てを売っているお店もあるので、運が良ければチェーン店などで手に入れるものより美味しい者が手に入るかも?!

まとめ
マレーシアの伝統菓子は色がカラフルで、やや強烈な見た目ですが、味は素朴で美味しいものが多いです。
マレーシアに来たら、是非是非トライしてみてください。
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