11月1日から既にマレーシア国内にいて有効なビザを保有している場合、MyEntryでの出入国申請が不要となりましたね。
長らく、日本に帰れておらず、このタイミングでの一時帰国を考えている人も多いと思います。
今回は、マレーシア(クアラルンプール)からシンガポール経由で関西国際空港着を目指す場合の一連の帰国の流れについてご紹介したいと思います。
トランジットをして関空着にするメリットがあるのは、こんな人!
2022年2月時点では、マレーシア・日本間で直行便があるのは、東京(成田・羽田)のみになります。
関西国際空港での発着を希望する場合、シンガポールでのトランジットが必要となります。
不安定なコロナ禍情勢において、第三国のシンガポールでの乗り継ぎを経て関空発着とするにするのに、不安を感じる方も少なくないと思いますが、次の2つのパターンに該当する方は関空発着にするメリットが大きいです。
- 関西国際空港に自家用車で迎えに来てくれる家族や親戚などがおり、その家族・親戚宅を自主隔離の場所にできる場合
- 関西国際空港から自宅や家族の家までレンタカー・タクシーなどで移動可能かつ移動費用がホテル隔離費用より安いの場合
現状では、ワクチン接種をしていても、最低でも10日間の隔離が必要となりますが、この自主隔離先を自宅や知人宅など、ホテル以外の場所にできれば、大幅に帰国費用が節約できます。
空港から自主隔離先までは公共交通機関が利用できないため、ハイヤーやタクシーレンタカーなどで移動可能が必要となりますが、隔離期間に必要となるホテルの費用と比べてレンタカーやタクシーなどでの移動が可能で費用も安い場合も関空発着にするメリットがあります。
感覚的には、関西圏だけでなく、東海地方や中国・四国地方あたりに実家や親戚宅がある人も費用や手間を天秤にかけて検討する余地はあるのではないかと思います。
シンガポールでトランジットしての帰国は難しい?3つの注意点
コロナ禍において、第三国でトランジットしての帰国はややこしいのではないか?と感じている人も少なくないと思いますが、マレーシア発でシンガポール経由での帰国は、さほど難しくありません。
注意点は主に以下の3つのみです。
全旅程でシンガポール航空を利用する
クアラルンプール→シンガポール→関空の2つの飛行機は全てシンガポール航空で手配する必要があります。
2021年11月時点では、シンガポール航空以外を利用してのシンガポールでのトランジットは認められていません。
全ての航空券をシンガポール航空で購入しましょう。
出国の48時間前以内にPCR検査を受ける
日本への入国のためのPCR検査は出国の72時間前以内と余裕がありますが、シンガポールはトランジットも含めて、48時間前以内の検査結果が要求されます。
PCR検査は、結果が出るまでに24時間程度かかることが多いので、出国の48時間以内になったらすぐにPCR検査を受けて、出国の前日に結果を受け取るイメージでいるといいでしょう。
厚生労働省指定フォーマットでの陰性証明&英語での陰性証明の2種が必要
日本への入国に際しての陰性証明書は原則、厚生労働省指定のフォーマットであることが求められていますが、これとは別にシンガポールでのトランジット用に英文でのフォーマットも準備してもらう必要があります。
私はモントキアラのひばりクリニックで検査と証明書の発行をお願いし、無事にシンガポール経由、関空着で日本に入国することをできました。
検査の予約をする際に「シンガポール経由で日本に帰国したい」旨を伝えると、慣れた対応をしてくださいますので、非常に安心できます。
出国前に準備しておくと安心!アプリや各種書類など
普段とは違う状況下での移動となりますので、事前に準備しておけるものはできるだけ出発前に準備しておいてしまいたいですよね。
以下は、出国前に準備しておくと便利な内容です。
時期がら、受験などでお子様だけで帰国される方もいらっしゃるかと思いますが、以下をご両親と一緒に準備しておくと安心できるかと思います。
※こちらの内容は、シンガポール経由の有無に関わらず、マレーシアから日本に帰国する全ての場合で必要になります。
厚生労働省のWEB質問票
所定の質問に回答して、QRコードを作成し、スクリーンショットに保存or印刷して、関空での手続き時に提出することができます。
日本に入国する際の航空機の座席番号が必要となりますので、空港でチェックインしてからしか分からない方も少なくないかと思いますが、事前に座席指定をしている人は、出国前にやっておくと便利です。
厚生労働省:質問票の提出について
※リンク先の情報が最新でない可能性があります。このブログだけでなく、必ず公的機関の最新情報もご確認ください。
誓約書
厚生労働省のWEBからダウンロードできます。
日本行きの飛行機を待つ搭乗口でももらえますが、心配な方は印刷して事前に記入して持参するといいでしょう。
※リンク先の情報が最新でない可能性があります。このブログだけでなく、必ず公的機関の最新情報もご確認ください。
アプリのダウンロード
「MySOS」「COCOA」の2種類は入国時にダウンロードが必須のアプリとなっています。
設定などは、入国後に担当係員の方と一緒にやることになるのですが、ダウンロードまでは済ませておくと、手続き時間を短縮することができます。
また、「税関アプリ」をダウンロードし、アプリで税関申告書を作成しておくことで、機内で記入するあの縦長の税関申告書の記載が必要なくなります。
現時点では特段、手続き時間短縮などのメリットはありませんが、とにかく不安定な状況の中での帰国のため、事前にできることは全てやってしまっておきたいという方にはオススメです。
まとめ:シンガポール経由での帰国は難しくない!
今回、マレーシア・クアラルンプールからシンガポールを経由しての帰国をしましたが、手続き的に特に難しいなと感じた点はありませんでした。
次回は、KLIAから実際に関西国際空港および隔離ホテルに着くまでの流れ、隔離ホテルでの様子をご紹介したいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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